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千年の歴史を誇る芳醇な酒文化と、最先端の人工知能が交差する舞台——
大阪万博・中国館にて、伝統と未来が見事な対話を繰り広げました。
01 テクノロジーの力:中国館のロボット案内係
9月29日、大阪万博の中国館では「山西週間」の開幕式が開催され、「万博への敬意、世界への汾酒の共有」をテーマに、中国ブランド・汾酒の特別プロモーションイベントが行われました。
このイベントの“AI名刺”として登場した、NETSDAR社がソリューション開発をした小型ロボット。
メイン会場の入口にて、来場者へのスマートな案内と新しい人と機械のインタラクション体験を提供し、中国のAI技術の最新成果を世界に向けて発信しました。
まさに、伝統と現代をつなぐ架け橋となったのです。
「ようこそ中国館へ。中国の千年にわたる酒文化をご紹介します——」
2025年9月29日、中国館の一角で、特別なロボットが来場者に向けて山西汾酒の歴史と魅力を生き生きと語りかけていました。
小型ロボットに、NETSDARが独自開発した具象型AI対話モデルを搭載し、流暢な多言語対応を実現。
来場者との会話を通じてニーズを的確に把握し、最適な汾酒製品を専門的に紹介することができます。
さらに、汾酒の公式オンラインショップ「老九商城」と自動連携し、その場で注文・翌日配送までをシームレスに実現。
案内から購入、配送までを一貫してサポートする、未来型ショッピング体験を提供しました。
ある来場者は驚きの声を上げました:
「これこそ“未来の暮らし”に最も近いテクノロジー展示です!ロボットの話し方が自然で流暢で、想像を遥かに超えていました。」
02 千年の汾酒:伝統技術の継承と革新
同日午後、大阪のランドマークである大坂帝国ホテルにて、もう一つの注目イベント【中国汾酒・世界へ香る】新商品発表会が開催されました。
汾酒は、中国の「清香型白酒」を代表する銘柄であり、「清らか・爽やか・まろやか・澄んだ」独特の風味で知られています。今回の日本上陸にあたり、山西省杏花村汾酒グループは、海外の飲酒習慣に合わせてアルコール度数25度の清香型白酒を特別に開発し、発表会にて初披露しました。
会場の入口では、汾酒の全ブランドが一堂に会し、消費者層ごとに開発された多彩なラインアップが展示され、千年の伝統と現代的な革新が見事に融合した姿を披露。特に試飲コーナーでは、香り高い青花瓷汾酒にオレンジジュースやライチジュースを合わせた、若者向けの新感覚ブレンド酒が提供され、来場者の注目を集めました。
さらに目を引いたのが、デジタル展示台の一角に設置された等身大のプロモーションロボット。ロボット本体の大型スクリーンには、各ブランドの魅力が映し出され、来場者が前に立つと、性別・年齢・肌色・顔立ちなどの特徴をAIで自動認識し、最適な汾酒をレコメンド。スクリーンは関連動画に切り替わり、専門的な解説を行います。
興味を持った来場者には、自然な会話で好みに合った商品を一緒に探し、必要に応じて展示棚まで案内してくれるなど、実物体験までサポート。
まさに、未来型の接客と購買体験が実現されていました。
03 未来展望:人とロボットが共創する新たな商業シーン
受付や案内といった基本的な業務から、製品紹介やレコメンドといった高度な対応まで——ロボットの商業分野での活用は、ますます進化しています。
ロボットは、24時間体制で標準化されたサービスを提供するだけでなく、ビッグデータを活用してユーザーの嗜好を分析し、精度の高いマーケティングを実現。これにより、伝統産業にも新たな活力が注ぎ込まれています。
今回の大会にロボットを提供したNetsdarRobotSolutions株式会社の代表取締役社長・丁鋼柱氏は、「ロボットによる案内と汾酒の推薦は、テクノロジーが伝統産業に力を与える一例に過ぎません」と語りました。
山西省から日本に進出したロボット企業として、今回の大会にロボットサービスを提供できたことを、私たちは誇りに思っています。
大会に向けて、汾酒の、「一を聞いて十を知る」をロボットが演じる特別パフォーマンスを準備していましたが、会場の電源規定による調整の不備により、残念ながら披露の機会を逃してしまいました。
また、青花瓷(せいかじ)柄の天藍色チャイナドレスをまとった女性型ロボットも、台風の影響で到着が遅れ、山西館を彩る貴重な機会を逃すこととなりました。
今回の万博に合わせて来日した、山西杏花村汾酒グループ有限責任公司の副総経理・王懐氏は次のように語りました:
「NetsdarRobotSolutions株式会社は、今回の汾酒プロモーションイベントの“革新”というテーマに非常にマッチしており、数千年の歴史を持つ中国汾酒が、いかにして進化し、未来社会に貢献できるかを来場者に伝える素晴らしい機会となりました。」
パナマ万博から大阪万博へ——今回の中国館での汾酒プロモーションイベントは、汾酒が国境を越え、世界とつながり、より良い未来を切り拓こうとする強い意志を示す場となりました。